住所を載せて名刺を作成すべき?住所を載せたくない時の3つの対処法!
公開日:2017年1月30日
目次
名刺の作成で住所を載せた方が良いの?
名刺を作成するに当たり、相手の立場に立ってどのような情報を載せれば良いのか考えないといけません。
名刺は初対面の相手に渡す大事なツールですので、中に記載する情報を吟味するのは大事!
そこで、自宅の住所を名刺の中に記載するのかしないのかは難しい問題になっています。
サラリーマンであれば会社の住所を載せれば良いのですが、個人事業主やフリーランスで次の悩みを抱えている方はいませんか?
- フリーで音楽関係の仕事をしていて名刺に住所を載せるのか迷っている
- 住所無しの名刺だと信用度が落ちるかもしれないから不安
- 自分は女性のフリーランサーだから自宅の住所を掲載した方が良いのかわからない
フリーで働く人は自宅の住所を載せる形になりますが、防犯面において不安になります。
名刺は不特定多数の人に配られるツールですので、個人情報の取り扱いには注意しないといけません。
ここでは住所を載せて名刺を作成すべきなのか説明していますので、個人事業主やフリーランスは要チェックです。
※個人事業主やフリーランスの名刺を作成する上で押さえておきたいポイントはこちら!
事務所を持っていない人は自宅の住所を記載しない方が良い!
事務所やオフィスを持たず、自宅で働いているような個人事業主やフリーランスの方は、なるべく自宅の住所を名刺の中に記載しない方が良いでしょう。
下記に該当する方は特に個人情報を曝け出さない方が良いですよ。
- 女性で一人暮らしをしている
- 一緒に住んでいる家族がいる
- 家族3人で暮らしていて子供がいる
名刺の中に自宅の住所を載せたことにより、ストーキングや留守を狙った空き巣、妬みからの嫌がらせといった被害に遭う可能性も十分にあります。
少し考え過ぎかもしれませんが、名刺は不特定多数の者に配られるツールになりますので誰に行き渡るのかわかりません。
一人暮らしの男性であればまだしも、女性のフリーランサーは住所の項目を外して携帯電話番号やメールアドレスといった連絡先だけを記載して作成すべきです。
次の3つの点に気を配っていれば、名刺に記載した情報が原因で犯罪に巻き込まれるようなリスクはないでしょう。
- 事務所やオフィスがないからといって著しく信用が下がることはない
- 住所などの個人情報を伝えるのは郵便物のやり取りが発生する時だけ
- もしくはビジネス相手と親しくなって信用できると感じた時に教える
「クライアントは大きな会社だから住所を教えても大丈夫だろう…」という安易な考えは禁物です。
名刺の中に住所を載せて作成したくない時の3つの対処法!
個人事業主やフリーランスは、不用意に名刺の中に住所を記載しない方が良い理由についておわかり頂けたのではないでしょうか。
しかし、名刺の中に住所が記載されていると、「信用度がアップする」「初対面時の会話のつかみになる」といったメリットがあります。
このページでは名刺の中に住所を載せて作成したくない時の対処法を3つ紹介していますので、是非一度参考にしてみてください。
住所を記載した名刺と記載しない名刺の2種類を用意する
渡す相手に合わせて、住所を記載した名刺と記載しない名刺の2種類を用意するのは選択肢の一つ!
上記でもご説明したように自宅の住所を載せるのはプライバシーの観点であまり良くありませんし、HOME’Sやスーモで調べれば家賃がバレて嫌な思いをすることもあります。
そんな時は2種類の名刺を用意し、「不安な人には住所の記載のない名刺を渡す」「信頼関係が結ばれている方には住所記載ありの名刺を渡す」と使い分けていればOKです。
以下では、最小限の情報に留めた名刺と全て記載する名刺の個人情報についてまとめてみました。
最小限の情報に留めた名刺の個人情報 | 全て記載する名刺の個人情報 |
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「名前」「役職」「肩書き」「電話番号」「メールアドレス」「ウェブサイトURL」 | 「名前」「役職」「肩書き」「住所」「自宅電話番号」「携帯電話番号」「メールアドレス」「ウェブサイトURL」「SNSのアカウント」「プロフィールや経歴」 |
サラリーマンでも個人事業主でも、名刺の中に載せる情報の取捨選択をきちんと行わないといけません。
もちろん、全ての情報を入れて名刺を作成しないといけない決まりはないため、「SNSのアカウントは不要かも…」と感じたら臨機応変に外すべきですね。
ネット通販のサービスのプリスタ。では、オンライン上で自由に編集して名刺を作成できます。
必要な情報と不要な情報を自分で決めることができますので、個人事業主やフリーランスは名刺印刷のプリスタ。を利用してみてください。
住所を町名まで記載する
名刺の中の住所は、必ずしも番地やマンション名まで記載しないといけないという決まりはありません。
「東京都文京区音羽2丁目」「東京都中野区新井5丁目」など、町名までを記載すれば自宅がバレる心配はなくなりますよ。
必要があった場合のみ教えることにすれば、安心して住所を記載した名刺を相手に渡せるわけです。
名刺の中に番地まで住所が正確に記載されていなくても、信用が一気に下がるような心配はありません。
バーチャルオフィスやレンタルオフィスなどの住所貸しサービスを利用する
名刺に住所が載っていないのがどうしても嫌な方は、バーチャルオフィスやレンタルオフィスなどの住所貸しサービスを利用しましょう。
バーチャルオフィスやレンタルオフィスの住所を名刺に載せて作成すれば、自宅の住所を教える必要はありません。
郵便物の転送サービスも提供されていますので、業務上において支障はないですね。
以下では、個人事業主やフリーランスに適した住所貸しサービスをいくつか挙げてみました。
住所貸しサービス | 大まかな特徴 |
---|---|
FARO | クリエイティブ職の利用が多く、セミナーやワークショップを開催できる |
Karigo | 全国で35店舗存在し、1ヶ月間で3,150円と安めに設定されている |
リージャス(Regus) | オフィスバリエーション力やコスト削減力が魅力的なサービス |
サーブコープ | 1ヶ月で2万円と高めだが、外資系企業の日本法人設立でも利用される |
コワーキングスペース7F | 大宮駅から徒歩1分と立地の良い場所に店舗を構えている |
クロスコープ | 都内最大級で貸し会議室が24時間無料で利用できる |
これらの中からお好きなサービスを選び、登録して月額料金を支払うだけでバーチャルオフィスやレンタルオフィスを利用できます。
リージャス(Regus)など拠点数が豊富なバーチャルオフィスやレンタルオフィスも現在では増えていますので、住所を借りて名刺の中に記載して作成してみてください。
まとめ
個人事業主やフリーランスは、名刺の中に自宅の住所を載せるのかどうか考えないといけません。
どうしても載せて作成したくないのであれば、「2種類の名刺を使い分ける」「町名まで記載する」「バーチャルオフィスを借りる」といった方法がおすすめ!
名刺は不特定多数の人に配られるツールですので、「○○○の情報は必要」「○○○の情報は不要」と考えながら作成してみてください。