名刺の大きさやサイズは?規格サイズで作成しないとダメ?
公開日:2016年9月20日
目次
名刺はどのような大きさやサイズでも作成できるの?
ビジネスや趣味で使う名刺を作成するに当たり、次のように考えている方はいませんか?
- 女性だから控えめに小さいサイズの名刺を作成したい
- インパクトを強めたいから大きいサイズの名刺が欲しい
- 標準サイズの名刺は何となく味気がない
名刺を作成するに当たって、大きさやサイズに明確な決まりがあるのか気になるところですよね。
日本のビジネスで使われている名刺は「55㎜×91㎜(5.5㎝×9.1㎝)」で、名刺4号や東京4号と呼ばれるこのサイズがオーソドックスになっています。
量販店や通販で販売されている名刺ケースも「55㎜×91㎜」に合わせていることが多く、4号規格の名刺を作成していれば間違いはありません。
規格サイズと言ってもJIS規格のように明確に決まっているわけではなく、あくまでも目安の一つです。
しかし、「あまりにもサイズが大きすぎる」「あまりにもサイズが小さすぎる」といった名刺を作成していると、「何か勘違いしているのでは?」「常識がないのでは?」「ふざけているのでは?」と思われやすいため、基本サイズの55mm×91mmを守った方が良いでしょう。
名刺の一般的なサイズが55㎜×91㎜の理由は?
名刺の一般的なサイズがなぜ55㎜×91㎜なのか疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
この理由は昔の日本の「尺」や「寸」といった単位にあり、長辺を3寸(約91mm)と設定した際に最も美しい黄金比率の短辺は55mmになります。
自然界やデザインにも黄金比率が利用されていて、見た目のイメージが美しい構図を描けるのが特徴ですよ。
具体的に自然界でどのような黄金比率が見られるのかいくつかの例を見ていきましょう。
- ひまわりの種
- シダの葉
- カタツムリの殻
- 海洋波
植物や動物など自然界の至る場所で美しい黄金螺旋が得られます。
その最高級のデザインを取り入れるために、名刺の規格サイズは「55㎜×91㎜」と設定されました。
法律的に「55㎜×91㎜じゃなきゃダメ」「このサイズ以外は認めない」と決まってはいませんが、特別な理由がないなら55㎜×91㎜で作成するのが無難です。
欧米名刺や女性名刺は別のサイズやピクセルが使われる
日本で一般的な名刺のサイズは「55㎜×91㎜」ですが、欧米名刺や女性名刺は次のように別のサイズが使われることがあります。
欧米サイズ | 51mm×89mm |
名刺サイズ3号(女性) | 49mm×85mm |
小型4号サイズ | 39mm×70mm |
名刺サイズ5号 | 61mm×100mm |
名刺サイズ6号 | 70mm×116mm |
名刺サイズ7号 | 76mm×121mm |
上記のように、名刺をサイズで細かくわけると様々な種類があることがおわかり頂けると思います。
看護師やエステティシャンといった職業の女性は少し小さめの3号の名刺を作成するのが良いですし、外資系企業に勤めていて海外の人と名刺交換をする頻度が多いのであれば欧米仕様で作成するのも選択肢の一つです。
※看護師やエステティシャンの名刺を作成する上で押さえておきたいポイントは、こちらのページで説明しています。
「55㎜×91㎜」というサイズはあくまでも目安に過ぎませんので、常識の範疇で臨機応変に変えても良いと心得ておきましょう。
1㎜だけ異なるサイズの名刺を印刷できる?
名刺作成サービスを利用し、1㎜だけ異なるサイズの名刺を印刷できるのかどうか気になるところです。
これは印刷会社によって規定が異なるのが特徴で、名刺印刷のプリスタ。であれば複数のタイプの名刺から自由に選択できます。
- 通常サイズの91mm×55mm
- ポイントカードに適した85mm×49mm
- チケットに適した91mm×50mm
- ショップカードに適した86mm×52mm
格安の料金で名刺の作成と印刷の両方ができるだけではなく、プリスタ。のようにユーザーの要望に応えてくれるサービスは以前よりも増えました。
しかし、どの印刷会社でも1㎜だけ異なるサイズの名刺を個人の要望に合わせて作成するのは難しいようです。
通常の名刺を裁断する機械は通常サイズの91mm×55mmに設定されていることが多く、数ミリでも変われば過程にも違いが出てきます。
無理な依頼をすると別途で料金が発生して1枚当たりのコストが高くなりますので、特に理由がなければ標準サイズ(91mm×55mm)で作成しましょう。
名刺を作成する際は文字サイズにも拘ろう
見やすくて印象の良い名刺を作成するに当たり、全体的な大きさだけではなく文字サイズにも拘るべきです。
名刺の中に入れる情報はサラリーマンのように特に決まりがなければ自由に変えられますし、この点に関しては文字サイズにも該当します。
名前や会社名、メールアドレスや電話番号など全ての情報が同じ大きさだと見にくくなりますので、下記のようにサイズを変えて視認性を高めるのがポイントです。
- 最も大事な名前は文字サイズを大きくして(18pt~19pt)、連絡先は控えめに記載する
- 文字間が詰まりすぎると窮屈で読みにくいので一定の間隔を空ける
- 小さな文字を太字にすると印刷した時に黒く潰れやすいので避ける
- 明朝体やゴシック体など自分のイメージに合うフォントを選択する
- 目が疲れる原因となるので原色はアクセントカラーとしての利用に留める
「そんな細かいこと誰も気にしないよ」と思うかもしれませんが、自分のためではなく相手に渡す目的で作られるのが名刺ですので、どのように感じるのか客観的な視点で考えないといけません。
また、文字サイズにメリハリをつけるのは大事でも、あまりにも小さすぎると視認性が下がります。
クールなデザインでも文字が読みにくければ名刺としての役割は果たせませんし、40代~60代の年齢層にとっては読むだけで大変ですので、どんなに小さくても文字サイズは6pt以上にしましょう。
※名刺の作成でベストな文字の大きさや配置については、こちらのページで詳しく解説しています。
名刺印刷のプリスタ。であれば、文字のサイズもフォントも自由に選んでオンライン上で編集できます。
余白のスペースの確保もお好みで作成できますので、相手の印象に強く残るような名刺をプリスタ。で作ってみましょう。
名刺の中に入れるロゴのサイズはどのくらいが良い?
名刺自体のサイズや文字の大きさだけではなく、ロゴのサイズで迷っている方は少なくありません。
確かに、会社のロゴは名刺の第一印象を決める重要な存在ですので、細かい部分が気になるのは当然のことですね。
ロゴのサイズも明確に決められているわけではないものの、以下では見た目の印象を良くするために取り入れたい基本的なロゴのレイアウトをまとめてみました。
- 社名やロゴマークは名刺の中で最も目立つ場所へと配置する
- 縦書きの名刺は右上、横書きの名刺は左側へと配置する
- サイズが大きくなりすぎて名前や連絡先が見えにくくなるのは避ける
- ロゴと文字以外の場所に余白を設けてスッキリとしたデザインにする
下記のページでもロゴマークの配置方法や名刺の作成方法について詳しくまとめていますので、デザインを際立たせたいと考えている方は一度チェックしておきましょう。
変形サイズの名刺を作成できる名刺良品
自分のイメージに合わせて変形サイズの名刺を作成したいと考えている方には名刺良品が適しています。
イラストレーターなどの完全データ入稿専門店の一つで、オンライン上で注文して自宅へと作成した名刺を届けてもらうことが可能です。
一般的な名刺作成サービスでは55㎜×91㎜のサイズしか作成できないのに対して、名刺良品は最小で47㎜×47㎜、最大で100㎜×56㎜と変形サイズにも対応しています。
上記でご紹介したプリスタ。は4種類の中から選択しないといけませんが、名刺良品はご自分の好みに合わせて横幅や縦幅を調整できるのです。
- 他者とは違ったインパクトの強い変形の名刺を作成したい
- 名刺には拘りは持ちたいけれどなるべく安い料金で済ませたい
- 豊富な用紙や加工の中から選んで名刺を印刷して欲しい
裁断の工程が異なりますので自宅に届けられるまでに時間がかかるものの、上記のように考えている人は名刺良品で名刺を作成してみてください。
※変形サイズの名刺を作成するメリットやおすすめのサービスはこちら!
まとめ
以上のように、名刺のサイズや大きさは55mm×91mmが基本という目安があります。
法律で明確に定められているわけではありませんが、規格サイズの55mm×91mmで作成していれば失敗することはありません。
個人の職業によっては欧米サイズや女性サイズが向いていることもありますので、自分に合う名刺の大きさを考えましょう。