名刺の作成でデータ入稿する際に押さえておきたい5つのポイント!
公開日:2016年10月25日
目次
名刺の作成でデータ入稿する際に押さえておきたい5つのポイント!
印刷会社に依頼して名刺を作成するに当たり、データ入稿の手続きが必要です。
ソフトで作成したデータを入稿し、問題なければ印刷の工程に入る形になります。
「オリジナルの名刺を作成したいけれどプリンタを持っていない」という方におすすめですが、データ入稿では上記の5つのポイントを押さえておかないといけません。
あらかじめ完全データを作成していれば、自宅にインクジェットプリンタやレーザープリンタがなくても専門の印刷会社に依頼するだけで名刺を印刷できますよ。
※インクジェットプリンタで名刺を作成するコツはこちら!
データ入稿型の印刷会社を利用する際は絶対に必要な知識ですので、名刺の作成を依頼する前に目を通しておきましょう。
サービスによって使用できるソフトが異なる
名刺作成サービスによってデータ入稿で使用できるソフトには違いがありますので、最初に確認しておかないといけません。
名刺の作成で使える代表的なソフトは次の6種類!
- Adobe社のIllustrator(イラストレーター)
- Adobe社のPhotoshop(フォトショップ)
- Adobe社のページレイアウトソフトのInDesign
- Microsoft社のWord(ワード)
- Microsoft社のExcel(エクセル)
- Microsoft社のPowerPoint(パワーポイント)
これらのソフトを使ってAiデータやPDFデータを作成し、データ入稿して印刷会社に印刷を依頼するという仕組みです。
※PDFファイルのデータを入稿して名刺を作成できるサービスは、こちらのページで紹介しています。
例えば、ライオン名刺では「Illustrator以外のOffice系ソフトやPDF編集ソフトで作成すると正しく印刷できない場合があります」と公式サイトで記載されていました。
同じAdobe社のソフトでもIllustrator(イラストレーター)はOKでPhotoshop(フォトショップ)はNGというケースもありますので、全てのソフトで名刺を作成できるわけではありません。
Adobe(アドビ)のソフト以外にも、一太郎で名刺を作成できるサービスはありますので、印刷会社の公式サイトで確認しておいてください。
仕上がりサイズよりも数ミリ内側に文字を入れる
仕上がりサイズぎりぎりの位置に文字を配置していると、断裁した際に切れてしまう恐れがあります。
そのため、文字列やロゴなど中途半端に切れては困るオブジェクトは、仕上がりサイズよりも2㎜~3㎜程度内側に入れないといけません。
ロゴマークは会社をアピールする上で欠かせないアイテムですので、名刺を作成した時にくっきりと印刷されているのどうかチェックするのがポイント!
この点を考慮するために、とんぼ(トリムマーク)をあらかじめ設定しておきましょう。
名刺の作成において、とんぼ(トリムマーク)は次の3つの意味合いを持っています。
- 仕上がりサイズよりも約3㎜大きく作るのが印刷では一般的
- 3㎜と設定した部分を裁ち落とし領域と呼ぶ
- 領域を見やすくするL字と十字のマークがとんぼ(トリムマーク)
トリムマークを目安にデータを作成していれば、文字やロゴが切れることはなく紙の色(白地)の部分も出ないので安心です。
※ロゴマーク入りの名刺を作成したい方はこちら!
配色は必ずCMYKモードで作成する
依頼する印刷サービスによって規定は異なりますが、基本的に名刺のデータの配色は必ずCMYKモードで作成して入稿しないといけません。
CMYKモードは主に印刷で使われる発色方法で、次の4種類のカラーのことですね。
- C(シアン)
- M(マゼンタ)
- Y(イエロー)
- K(ブラック)
CMYにK(ブラック)のプロセスカラーを加えて印刷し、フルカラーの印刷物に仕上げていきます。
R(赤)・G(緑)・B(青)の3種類を使用するRGBカラーで作成すると、画面上と仕上がりの色味が変化しやすくなります。
「自分がパソコンの画面で見ていたよりもイメージが違う・・・」というトラブルを避けるために、データを作成する段階でドキュメントのカラーモードをCMYKに設定しましょう。
また、イラストや画像を使って名刺を作成する場合は、解像度は300dpi以上になっているか確認します。
300dpiよりも小さいと画像が粗くなり、見にくくなりますので注意してください。
レイヤーとオブジェクトの隠す機能を外す
名刺のデータを作るに当たり、Adobe(アドビ)のIllustrator(イラストレーター)を使っている方は多いのではないでしょうか。
ほとんどの印刷会社では、Illustrator(イラストレーター)でデータ入稿ができます。
Illustrator(イラストレーター)はレイヤーとオブジェクトを隠す機能が設定されていますが、印刷会社にデータ入稿する際は必ず隠す機能を外して全て表示した状態にしないといけません。
- 「ウィンドウ」⇒「レイヤー」で表示させる
- 「オブジェクト」⇒「全て表示」と設定する
この点はデータ入稿する際に意外と忘れやすいため、隠す機能と同様にロック機能もきちんと解除しておきましょう。
フォントのアウトライン化を行う
名刺の文字のフォントはアウトライン化しておかないと、お客様の意図しない書体に置き換わる恐れがあります。
設定した書体で作成するにはパスで構成されたオブジェクトに変換するアウトライン化が必要ですので、Illustrator(イラストレーター)を使った方法を簡単に見ていきましょう。
- 鍵マークをクリックして全てのレイヤーのロックを解除する
- 同じように全てのオブジェクトのロックを解除する
- 書式からフォントのアウトラインを作成する
- フォントを検索してアウトライン化に漏れがないかチェックする
- aiデータを別名で保存する
- 全てのオブジェクトを選択して孤立点(余分なポイント)を削除する
Illustrator(イラストレーター)内で行えますし、作業の流れとしてはそこまで面倒ではありませんので、データ入稿の前に一度確認しておいてください。
※名刺の作成で使うべきおすすめの書体についてはこちら!
名刺のデータの作成や入稿が面倒ならプリスタ。がおすすめ!
名刺のデータを自分で作成したり入稿の手順が面倒だったりという方は、ネット印刷のプリスタ。を利用しましょう。
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