名刺に肩書きを記載して作成する3つのコツ!英語表記のやり方は?
公開日:2016年8月3日
目次
名刺に肩書きを記載して作成する3つのコツ!
名刺の中に入れる情報として、肩書きは名前や連絡先と同じように大切です。
ただ肩書きを名刺の中に入れるのではなく、上記の3つのコツに気を配って作成するのがポイント!
そもそも、肩書きとは地位や職名、役職名のことで、社会の中でどのような身分なのかという広い定義を指します。
「社長」や「管理責任者」といった役職を思い浮かべる方は多いものの、実はアルバイトや学生も肩書きの一種ですよ。
会社員であれば「部長」「次長」「課長」「係長」「リーダー」「メンター」といった肩書きが授けられていますので、特に神経質になる必要はありません。
名刺は自分のイメージを決める重要なツールですので、肩書きの表記や名刺の作成方法について詳しく見ていきましょう。
個人事業主は名刺の肩書きの表記に注意する
会社員は肩書きの種類が人によって決まっていますが、個人事業主やフリーランスの場合は社長や部長といった役職がありませんので、どのように表記すべきなのか迷っている方は少なくありません。
明確に決められているわけではありませんが、「取締役」「代表取締役」は会社組織の肩書きですので個人事業主にはNG…。
経営と所有が分離されている組織で経営全体を取り締まる業務をこなしている方を取締役と呼ぶため、経営と所有の両方を行う個人事業主に適さないのは何となくおわかり頂けるのではないでしょうか。
にも関わらず、名刺の中に間違った肩書きを表記して相手に渡していると、「この人には常識がないのかな?」と思われる可能性があります。
そこで、個人事業主に適した名刺の肩書き表記を以下ではまとめてみたので参考にしてみてください。
- 代表者
- 店長
- ディレクター
- プランナー
- デザイナー
- コンサルタント
- アドバイザー
自分の仕事内容や業務の種類に合わせた肩書きを設定し、名刺の中に入れて作成するのがコツですね。
職種別の肩書きの表記方法を押さえておく
代表的な業種や職種 | 職種別の肩書きの表記方法 |
---|---|
美容師 | 「ヘアーデザイナー」「ディレクター」「トップスタイリスト」 |
バイヤー | 「ネットワークバイヤー」「チーフバイヤー」 |
事務員 | 「総務経理人事他事務一般」「PCマネージャー」 |
アパレル | 「統括マネージャー」「デザイナー&パタンナー」 |
料理人 | 「ディレクトゥール」「シェフ」「キッチンスタッフ」 |
ライター | 「フリーライター」「コピーライター」 |
薬局勤務 | 「薬局長」「管理薬剤師」 |
飲食店 | 「社長」「専務」「常務」「ホール主任」 |
名刺の中に記載する肩書きは、上記のように業種や職種で変わります。
一般的な会社員とは違う肩書きを設定することがありますので、名刺を作成する前にきちんと押さえておかないといけません。
もちろん、肩書きは名刺の中に絶対に入れないといけない情報ではありませんので、「どう設定すれば良いのだろうか…」と神経質にならなくても大丈夫です。
名刺の肩書きの配置や位置を考慮する
- 連絡先のメールアドレスと電話番号の間に肩書きを表記しない
- 関連のある項目の行間を詰めて文字の間を調節する
- 名刺全体のバランスを見ながら適度に余白を取る
名刺の中に肩書きを記載するに当たり、「どの位置や場所に配置すれば良いの?」と疑問を抱えているビジネスマンは少なくありません。
肩書きを配置する場所が明確に決まっているわけではありませんが、上記の3つのポイントは押さえておきたいですね。
基本的に名刺の上下のどちらかに肩書きを配置し、文字と文字の間にはしっかりと余白を取ります。
「名前」「会社名」「電話番号」「肩書き」といった情報がギュウギュウに詰まっている名刺は、文字が読みにくくなりますので気をつけましょう。
※名刺のデザインで適度に余白を取った方が良い理由はこちら!
英語表記の名刺を作成する上で押さえておきたい4つのポイント!
近年では企業のグローバル化に伴い、英語表記の名刺の作成を義務付けるところが増えてきました。
海外ではビジネスカードと呼ばれていて、日本でも欧米でもビジネスの世界で重宝するツールという点では同じ!
英語表記の名刺を作成する際には、上記の4つのポイントを押さえておきましょう。
肩書きや会社名、住所や電話番号の正しい英語表記を知っておけば、魅力的な名刺を作成できますよ。
- 海外向けのお仕事をしている
- 外国人とビジネスで接する機会が多い
- 海外に留学する予定
上記に該当する方は、「表面には日本語表記」「裏面には英語表記」という両面の名刺作成がおすすめです。
全ての人が英語の名刺を作成した方が良いわけではないものの、外国人と名刺交換をする頻度が高ければ高いほど英語表記が役立ちます。
外国人と交流する機会の多い現地のコーディネーターやボランティアスタッフは、コミュニケーションの第一歩として英語表記の名刺が役立ちますので、正しい作り方で仕上げてみてください。
肩書きの英語表記の一覧
英語表記の名刺を作成するに当たり、どのような肩書きにすれば良いのか迷っている方は少なくありません。
「単純に日本語を英語に訳せば良いのではないか?」と考えている方は多いものの、日本での役職や肩書きの表記が海外では別の意味で解釈されることがあります。
そこで、以下では肩書きの英語表記の一覧表をまとめましたので、名刺を作成する際の参考にしてみましょう。
肩書き | 英語表記 |
---|---|
最高経営責任者 | CEO(Chief Executive Officer) |
最高執行役員 | COO(Chief Operating Officer) |
最高技術責任者 | CTO(Chief Technology Officer) |
最高財務担当責任者 | CFO(Chief Financial Officer) |
会長 | Chairman、Board Chairman |
副会長 | Vice Chairman |
社長 | President |
副社長 | Executive Vice President |
取締役 | director |
専務取締役 | Executive Vice President |
常務取締役 | Senior Vice President |
顧問 | Corporate Adviser |
監査役 | Auditor |
部長 | Department Manager |
課長 | Manager |
係長 | Subsection Chief |
主任 | chief |
嘱託社員 | non-regular employee |
あくまでも一例ですので、場合によっては別の英語表記の肩書きで名刺を作成した方が良い場合もあります。
会社名の英語表記
下記では会社名の英語表記の仕方をまとめてみました。
会社名 | 英語表記 |
---|---|
株式会社 | 「○○○ Corp.」「○○○ Co., Ltd.」「○○○ Inc.」 |
合名会社 | 「General Partnership」 |
合資会社 | 「Limited Partnership」 |
有限会社も株式会社と同じ表記で問題ないものの、イギリスでは「Company Limited」、アメリカでは「Corporation」と表記する傾向があります。
自分がどの国籍の外国人と名刺交換をする頻度が高いのか考えて名刺を作成すれば、相手が違和感を覚えることはありません。
住所の英語表記
名刺の中に会社の住所を表記する場合、日本とは違って「番地」⇒「市町村」⇒「都道府県」⇒「郵便番号」⇒「国名」という順序です。
日本語と英語の住所表記で、どのような違いがあるのか見ていきましょう。
<日本語表記>
〒123-4567 東京都○○区△△1丁目1-1 □□ビル#401
<英語表記>
#401□□bldg,1-1-1,△△,○○ku,Tokyo,123-4567,JAPAN
上記のようにアパートやマンションの部屋番号は「#」という記号を使用し、住所の一番最初に記載するのがポイントですね。
電話番号の英語表記
電話番号の英語表記は特に決められたルールはないものの、海外の現地から連絡する際のことを考えて日本の国番号の「81」を名刺の中に載せた方が良いでしょう。
<日本語表記>
電話:03-1234-5678
FAX:09-8765-4321
携帯電話:090-1234-5678
<英語表記>
TEL:+81-3-1234-5678
FAX:+81-9-8765-4321
Mobile:+81-90-1234-5678
電話番号の英語表記では市外局番の頭についている「0」はダイヤルしないので、「03」⇒「3」となります。
まとめ
名刺の中に記載する肩書きの表記は、皆さんが考えている以上に複雑だったのではないでしょうか。
会社勤めの人と個人事業主では違いがありますし、英語表記の肩書きは単純に英語に訳せば良いわけではありません。
間違った肩書きを名刺の中に記載していると自分の印象が悪くなる恐れがありますので、正しい方法で作成すべきですね。
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