Photoshop(フォトショップ)で名刺を作成する方法と注意点を徹底解説!
公開日:2016年8月2日
目次
Photoshop(フォトショップ)とはどのようなソフト?
Photoshop(フォトショップ)は、Adobe(アドビ)から販売されている世界最高峰の画像や写真編集ソフトです。
デザイナーやイラストレーター、フォトグラファーやグラフィックデザイナーでPhotoshop(フォトショップ)を普段の業務で使っている方は多いのではないでしょうか。
まずはPhotoshop(フォトショップ)のソフトの使い道をいくつか挙げてみました。
Photoshop(フォトショップ)の使い道! | |
---|---|
写真の加工 | ぼかし機能を使って写真に躍動感を持たせる |
画像の作成・編集・ワープ機能 | ワープ機能で全く別の写真に仕上げられる |
アニメーションの作成・編集 | 数枚の画像の連結でアニメーション画像を作る |
動画の作成・編集 | 写真の校正と同じ画面で動画を編集する |
3Dコンテンツの作成 | 3Dコンテンツの作成やプリンタへの出力 |
無料ソフトではなく有償ソフトですので、利用するにはAdobe(アドビ)の公式サイトからライセンス契約を結ぶ必要があります。
この点に関してはPhotoshop(フォトショップ)だけではなく、Illustrator(イラストレーター)も一緒ですね。
しかし、写真の合成などの加工をするに当たって役立つのはIllustrator(イラストレーター)ではなくPhotoshop(フォトショップ)で、デザインソフトとして欠かせません。
年間契約や法人契約などいくつかの料金プランが設けられていますので、自分に合ったものを選ぶのがPhotoshop(フォトショップ)を使う上でのコツです。
Photoshop(フォトショップ)で名刺を作成する方法を徹底解説!
写真の加工や編集がPhotoshop(フォトショップ)のメインの機能ですが、名刺を作成するツールとしても実は最適です。
Photoshop(フォトショップ)を使い、オリジナルデザインの名刺を作成している方は増えています。
以下では、どのような流れでPhotoshop(フォトショップ)を使って名刺を作成していくのか簡単にまとめてみました。
ステップ①:テンプレートをダウンロードする!
Photoshop(フォトショップ)では無料の名刺テンプレートがいくつも用意されていますので、最初に無料でダウンロードする形になります。
自分の好みに合うテンプレートを見つけて作成してモックアップ素材を使えば、より洗練されたデザインとなって見栄えは圧倒的に良くなるでしょう。
名刺のテンプレートは見た目のデザインでイメージが決まりますので、フリー素材の中からお好きなものを選ぶのがポイントです。
デザイン事務所を想定したミニマルデザイン
シンプルでスタイリッシュな世界地図をモチーフとした名刺デザイン
ロゴのインパクトを強くするPSDテンプレート
レトロな配色に拘ったデザイン
上記のように、Photoshop(フォトショップ)では洗練されたデザインの名刺テンプレートが用意されていますね。
「風景画を上手く使った自然安らぐクリエイティブなデザイン」「フリーランスを想定した縦書きの名刺テンプレート」「スマートオブジェクト機能を使ったデザイン」といったテンプレートも人気です。
「これだ!」と思えるデザインが見つかったら、Photoshop(フォトショップ)を起動して名刺の作成に取り掛かりましょう。
ステップ②:必要に応じて背景を作成する!
Photoshop(フォトショップ)で用意されている既存のテンプレートの背景を自分好みに変えてみるのも良いかもしれません。
背景画像は下記の手順で簡単に変更できます。
- Photoshop(フォトショップ)で新規ファイルを作成する
- カラーモードや解像度、サイズといった数値を入力する
- 背景色や円形グラデーションを設定する
- ボックスを開いてぼかしたり(ガウス)伸ばしたりする
サイズに関しては印刷した時に文字やイラストが切れるのを防ぐために、数ミリの塗り足しを設定しておくのがベストですね。
画像データを入れたい時は、Word(ワード)やIllustrator(イラストレーター)で出力してみてください。
ステップ③:文字テキストを入力する!
名刺全体のイメージを決めたら名前や会社名、メールアドレスや電話番号といったテキストを入力していきます。
Photoshop(フォトショップ)は次の3種類の方法で文字を入力できます。
Photoshop(フォトショップ)の文字の入力方法! | |
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ポイントテキスト | 画像内でクリックした場所から入力を始められる |
段落テキスト | 境界を使って文字のフローを制御する |
パス上文字 | オープンパスやクローズパスに沿って入力できる |
画面上の余白部分だけではなく、既存の画像の上からでも文字を書くことができます。
ありきたりな個人情報だけではなく、他の名刺と差別化するためにキャッチコピーやキャッチフレーズを入れるのも良いでしょう。
ステップ④:プリンタで印刷する!
Photoshop(フォトショップ)で仕上がったデータを保存し、プリンタで印刷してカットすれば名刺の作成は完了です。
自宅のインクジェットプリンタで印刷するだけではなく、データ入稿で印刷できる名刺作成サービスの利用など自分のお好きな方法で構いません。
しかし、自宅でプリンタを使う場合は、名刺を印刷した後にカットの作業も同時に行う必要があります。
定規やカッターを使った方法では上手くカットできませんので、電動名刺カッターや裁断機といったアイテムが必須ですよ。
綺麗な仕上がりの名刺をビジネスやプライベートで使いたいと考えている方は、専門の印刷会社やサービスに印刷を依頼してみてください。
Photoshop(フォトショップ)で作成した名刺をデータ入稿する際の注意点…
印刷会社に名刺の印刷を依頼する場合、Photoshop(フォトショップ)で作成した名刺のデータを入稿する形になります。
そこで、以下ではデータ入稿する際の注意点をいくつか挙げてみましたので、一度目を通しておきましょう。
- 実際の名刺サイズの「55㎜×91㎜」に加えて塗り足しを設定する
- 画像やイラストの見栄えを良くするために解像度は350dpi以上に設定する
- 色の変化を少なくするためにCMYKカラーに設定する(PhotoshopElementsはRGBカラーしか使えないと制限がある)
- 文字化けを避けるためにアウトラインを作成する
- 配置したリンク画像は全て埋め込む
- 印刷したいレイヤーにはロックをかけずに入稿する
Photoshop(フォトショップ)に限らずIllustrator(イラストレーター)にも該当しますが、完全なデータを印刷会社に入稿しないといけません。
データに何かしらの不備があると印刷工程に進むことができませんので、事前にトラブルシューティングを確認しておいてください。
自分で名刺を作るのが面倒な方はどうすれば良い?
自分でソフトを使って名刺を作るのが面倒だと感じている方には、Photoshop(フォトショップ)ではなく名刺印刷のプリスタ。の利用がおすすめです。
自作の名刺はオリジナルデザインで仕上げられますが、「高品質な仕上がりは期待できない」「シンプルなデザインになりやすい」といったデメリットがあります。
インターネット通販のプリスタ。は画像編集ソフトを使いこなす知識不要で、クオリティの高いプレミアム名刺100枚を190円~430円で作成OK!
自分の購入したいタイミングで公式サイトにアクセスして手続きするだけですので、是非一度名刺印刷のプリスタ。を利用してみてください。
まとめ
以上のように、Adobe(アドビ)のソフトのPhotoshop(フォトショップ)を使って名刺を作成できます。
用意されているデザインテンプレートの種類はとても多いので、自分のイメージに合う名刺の作成が可能ですね。
「Photoshop(フォトショップ)でデータを作成する」⇒「印刷会社にデータを入稿する」という手順で仕上げることができますので、オリジナルの名刺が欲しい方は是非一度試してみてください。